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Pouch Attachment Ladder System(ポーチ・アタッチメント・ラダー・システム、PALS、パルス)は、米軍ネイティック兵士センターによって開発された装備品の取り付けシステムである。タクティカルベストやバックパックといったプラットフォームに、弾倉用ポーチや各種アクセサリーを容易かつ頑丈に取り付けることができる。 複数国で使用されており、中には同一規格でない物もあるが、それらも本項で解説する。 ==概要== PALSを採用した装備品には、Mil-W-43668タイプIIIナイロンウェビング(民生品ではタイプIIIaも使用される)と呼ばれる幅1インチ(2.5 cm)の帯が、上下1インチの間隔で頑丈に縫い付けられている。帯には取り付けたポーチ類の横ずれを防ぐため1.5インチ(3.8 cm)間隔の縦の縫い目があり、この外見からPALSに対応したプラットフォームは容易に判別できる。 取り付けるためのポーチ、アクセサリー類には、この帯の幅に対応した取り付け用ストラップと固定用ウェビングがついている。 従来の戦闘用ベストはライフルマン用、SAW用、狙撃兵用など任務によって複数の種類があった上、同じ用途でも製造会社によってポーチの位置や数は異なっていたが、PALSの採用以降は、基礎になるベストやバックパックに、各種アクセサリーを用途や使用者の好みに合わせて柔軟に配置する事ができるようになった。 帯を縫いつけた単純な構造ながら、CODURA1000ナイロン素材と縫製技術の向上により見た目以上に頑丈で、装備品が強く引っ張られてもびくともしないほか、磨耗にも強い。 上下の間隔なくウェビングを縫い付けることで旧式のALICE装備に対応させたり、横向きだけでなく縦向きにもウェビングを縫い付ける(ドイツ連邦軍が採用)ことでポーチを真横に向けられるようにするなどの工夫も見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Pouch Attachment Ladder System」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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